日本の太陽光発電の導入数量
2014/12/18
世界の太陽光発電システム導入量実績
出典:「エネルギー白書2013」より作製
世界での太陽光発電導入量は年々伸びており、全世界での太陽光発電システム累積導入量をみてみると、2011年では約6,361万kWとなっています。特にドイツでは毎年倍々ゲームのような勢いを見せています。日本においても着実な伸びを見せており、2011年末累積で491.4万kWに達しました。
日本の太陽光発電システム導入量は世界で第2位
出典:「エネルギー白書2013」より作製
現在のところ、日本の太陽光発電の導入数量はドイツに次ぐ世界で第2位です。ちなみに、2004年末までは日本が累積導入量世界一の太陽光発電導入国でした。しかしドイツの導入量が急増したため、2005年にドイツに抜かれて世界第2位になりました。
日本における太陽光発電の導入状況と見通し
出典:「エネルギー白書2013」より作製
日本には2011年で約490万kWの太陽光発電が導入されています。そのうち工場やビル等の非住宅用が2割程度で、残りの約8割が住宅用です。近年では太陽光発電システムが設置されている住宅をよく見かけますが、まだまだ非住宅用の太陽光発電が主流のようです。
出典:「エネルギー白書2013」より作製
日本での太陽光発電の導入量は年々伸びています。理由としては、設置費用が激減してきたこと、また、補助制度が充実してきたことなどが挙げられます。
特に2009年にはじまった補助制度によって太陽光発電は十分に収益を生む事業として捉えられるようになりました。そういった政府の後押しもあり、2009年以降は太陽光発電を設置する方が急増しています。
都道府県別普及率
出典:経済産業省 中国経済産業局(METI Chugoku)資料より
- 戸建一般住宅への太陽光発電の普及率の計算式
- 普及率=太陽光発電システム導入件数/一戸建て件数
太陽光発電の普及率も年々増加を見せており、2010年は2.7%、2011年では全国平均で3.6%になりました。設置地域で比べて見るとやはり西日本や太平洋側の地域が多く約5%、逆に東北や北陸では2%程となっています。データで比べてみると、太陽光発電を導入している住宅は案外少ないものですね。
太陽光発電の導入目標・予測
出典:経済産業省 資料より作製
太陽光発電の普及率の全国平均は約3.6%でしたが、新築の住宅では約18%が太陽光発電を導入しているそうです。住宅が更新されるたびに、普及率は増えていきそうです。
では、経済産業省が作製した日本の太陽光発電の導入予測について見てみましょう。2030年での日本の導入目標は約5300万KWです。この数値は2010年の約20倍にあたる数値です。
基本的にはこの数値を達成するために買取価格や期間、補助金などが政策として決められるため、予測はおおよそ間違いないといったところでしょう。
まとめ
2010年では約262.7kW、2011年では約491.4万kWもの太陽光発電が導入されています。太陽光発電は右肩上がりに成長してきましたし、さらに今後も成長が加速していくことでしょう。2012年7月にスタートした固定価格買取制度によって導入量が急増してきました。さらに、システム価格も下がってきたことにより、より導入しやすくなりました。
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